弁慶の泣き所とは、「どんなに強い者でも弱点はある」という意味でして、弁慶ほどの豪傑でも「すね」は痛くて泣くという故事から来ているそうです。
ひざ下の長い骨の内側の方に肉がついていない硬いところ、そこが「弁慶の泣き所」です。骨は骨膜という膜に包まれているのですが、ここに神経がたくさんらしく、それで、骨が筋肉や脂肪におおわれているところより、骨がむき出しのところの方が痛みを感じるのです。
そういうわけで、サッカーでも蹴られやすい場所なので「レガース=すねあて」というものを用意してサッカーしてるのですが、それでも蹴られると痛い痛いです。ちなみに似たような場所や慣用句については、転じて、強い者の、最も弱い所。ただ一つの弱点という意味で、西洋ではアキレス腱と称したりします。実は弁慶と同様に、ギリシア神話の英雄アキレウスはめちゃくちゃ強化たのですけど、弁慶同様こちらも全人類等しく弱点としてアキレス腱をやられてしまたことから命名したそうで、こちらの名称はギリシア神話の英雄アキレウスに由来しています。
めちゃくちゃ強い人でも弱い部分がある、という意味です。

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