世界遺産南朝皇居 吉水神社の弁慶の力釘

弁慶力釘のいいつたえ

「義経」が吉水院(ここ吉水神社書院)の僧坊にかくまってもらっていると知った兄の「頼朝」の追手は、わめきました。
「ここに義経が隠れているであろう、出てまいれ!」

それを聞いた「弁慶」は顔を真っ赤にして、そばにあった釘を2本抜き、 やにわに表に飛び出すと大声で叫びました。
「やあやあわれこそは弁慶なり力自慢をいたそうぞ!」
そして、追手たちの真ん中にあった岩に全身全霊の力を込めて、 親指で二本を打ち込みました。その形相と火事場の馬鹿力ともいえる力を目の当たりにした追手たちは、 蜘蛛の子を散らしたように逃げ去ったそうです。

後に「豊臣秀吉」 (太閤さん) も吉野の花見の際にこの「弁慶力釘」 に「力をもらいたい・・・ 力を!」と言って触れた、と伝えられています。
弁慶が渾身の気で打ち込んだ石に触れ元気とを授かりましょう。

気は優しくて力持ち、弁慶さんはいろんな場所で伝説になって愛されています。

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